自由に生きるために投資の話をしよう!
written by Tametomo Itsuki

『エネルギーセクター』の特徴と銘柄

もくじ

  1. 概要
  2. エネルギーセクターの高配当株
  3. 所感


概要

エネルギーセクターは人々の生活に欠かせない石油や天然ガスなどを取り扱う企業群です。

エネルギーを取り扱う企業でも業態は様々で、探査・開発・精製・貯蔵・輸送・販売・サービスなど上流から下流まで様々な企業があります。

比較的、分配利回りが高い企業が多いのが特徴です。

原油価格との連動性が高いことも特徴です。

株式投資の未来でもエネルギーセクターは過去のリターンがS&P500の平均よりも高かったことが紹介されています。

S&P500 10セクター(業種)の過去のリターン(1957年~2003年)

  セクター(Sector) 実績リターン
1 ヘルスケア(Health Care) 14.19%
2 生活必需品(Consumer Staples) 13.36%
3 情報技術(Information Technology) 11.39%
4 エネルギー(Energy) 11.32%
5 一般消費財(Consumer Discretionary) 11.09%
6 金融(Financials) 10.58%
7 資本財(Industrials) 10.22%
8 電気通信(Telecommunication) 9.63%
9 公益事業(Utilities) 9.52%
10 素材(Materials) 8.18%
- S&P500平均 10.85%

source:株式投資の未来


また、以下のリンクはPortfolio Visualizerにてバンガード・米国エネルギーセクターETF(VDE)とS&P500のETFであるSPYと1~4の条件で比較したものです。

『VDE vs SPY』 BackTest result

  1. 2005年から(VDEは2005年から運用開始)2020年までの
  2. VDEとSYPを
  3. 初期投資10,000ドルで
  4. 配当再投資した場合のリターン

エネルギーセクターでポートフォリオを構築していた場合、2015年まではS&P500を上回るリターンがありましたが、2015年以降はS&P500を大きくアンダーパフォームしています。

これはエネルギーセクターが原油価格に大きく影響を受けるためです。

原油価格は2014年あたりから下落し、2020年にはコロナショックと同時に大きく下落しています。

エネルギーセクターは原油価格よりもボラティリティが高いものの、おおよそ連動しています。

売られすぎに見える原油がここからどのような動きを見せるのかが注目です。

ただ、これは短期間で見た場合であり、さらに長い期間で考えるとリターンを得ることができるかもしれません。

なぜなら、エネルギーセクターはここ数年割安に放置されており、こういった割安株は人気がないので価格が安い一方で配当率が高いので、配当再投資の効果が出やすいからです。

エネルギーセクターの高配当銘柄


【XOM】エクソンモービル
【RDSB】ロイヤルダッチ・シェル(準備中…)


所感


エネルギーセクターはここ数年はS&P500に大きくアンダーパフォームしているセクターです。

ただ、これは短期間で見た場合であり、さらに長い期間で考えるとリターンを得ることができるかもしれません。

なぜなら、エネルギーセクターはここ数年割安に放置されており、こういった割安株は人気がないので価格が安い一方で配当率が高いので、配当再投資の効果が出やすいからです。

上述の株式投資の未来で紹介されていたように、1957年~2003年のリターンを見てみるとS&P500をオーバーパフォームしています。

従って、いま成績が悪いからといって将来も成績が悪いとは限らないということです。

エネルギー市場の今後は誰にも分からないものの、今後リターンを出す可能性はあります。

ただし、2020年のように大きく資産を下落する時期があるのも事実です。

それに耐えられないとリターンを得ることはできないので、少し上級者向けです。

しかし、こういった不人気セクターにも資産の一部を分散して投資をしておくことで、予想外のリターンを得ることができ、経済的自由に近づくことができます。


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Written by Tametomo Itsuki.

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